- 生成AIパスポートとG検定、結局どっちを受ければいいの?
- 両方受けたほうがいいの?時間もお金も限られているから絞りたい
- 「G検定は調べながら受けられる」って聞いたけど本当?
タクミ僕自身、生成AIパスポートに取り組む前にITパスポートで一度不合格になった経験があるんです。
だから今回は資格選びで同じ失敗をしたくなくて、G検定との違いを一度きちんと整理してみました。
この記事を読めば、生成AIパスポートとG検定の違いが分かります。
自分がどちらを先に受けるべきか、迷わず判断できるようになるはずです。
調べていく中で「ネットでよく言われていることが必ずしも正確ではない」ポイントも見つかったので、そのあたりも正直に書いています。
前半で出題範囲・試験ルールの違いを、後半で難易度・選び方を解説するので、最後まで読んでみてくださいね。
生成AIパスポートとG検定それぞれの概要
| 項目 | 生成AIパスポート | G検定 |
|---|---|---|
| 運営団体 | GUGA(生成AI活用普及協会) | JDLA(日本ディープラーニング協会) |
| 出題範囲 | 生成AIの活用・リスク対応が中心 | AI・ディープラーニング全般(理論含む) |
| 試験形式 | 60問・四肢択一・60分・オンライン(IBT) | 多肢選択式・オンラインまたは会場 |
| 資料参照 | 公式には明記なし(GUGA未確認) | オンラインは黙認の実態あり、規約上は不正行為を禁止、会場受験は不可 |
| 主な対象 | 職種を問わず生成AIを安全に使いたい人 | ディープラーニングの技術的理解を深めたい人 |
生成AIパスポート(GUGA)の概要
生成AIパスポートは、一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)が運営する資格です。



生成AIを安全に使いこなすためのリテラシー
(基礎知識・活用方法・情報漏洩や著作権侵害へのリスク対応)を問う試験になります。
60問・四肢択一式、試験時間60分。
年5回(2月・4月・6月・8月・10月)、オンライン(IBT方式)で受験できます。
受験料は一般11,000円(税込)、学生5,500円(税込)です。
運営元(GUGA)と実施元(株式会社DAIL)が分かれているのも特徴の一つですね。
G検定(JDLA)の概要
G検定は、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が運営する資格です。
AI・ディープラーニングの基礎知識を幅広く問う試験で、ディープラーニングの歴史や理論、機械学習の手法、AI倫理・法規制までが出題範囲に含まれます。
多肢選択式の試験で、こちらもオンラインで受験できる形式が用意されています。
JDLAは2017年から実施しており、生成AIパスポートよりも運営の歴史が長い資格なんです。
生成AIパスポートとG検定出題範囲・対象分野の違い
一番の違いは、扱う範囲の広さです。生成AIパスポートは字のごとく「生成AI」というテーマに絞り込まれています。
一方のG検定は「AI・ディープラーニング」全般が対象です。
具体的には、G検定ではディープラーニングの理論的な仕組みや機械学習の手法まで問われるため、技術的な理解が必要になります。
なので僕的には、



全くのAI初心者がいきなり受験をするのはハードルが高いかな?
と正直思いますね。
一方で生成AIパスポートは、技術の仕組みそのものよりも、活用時のリスクや注意点を理解しているかが重視されるというイメージです。
というわけで、エンジニアとして技術的な理解を深めたいならG検定。
職種を問わず生成AIを安全に使う力を証明したいなら生成AIパスポート、という住み分けになります。
生成AIパスポートとG検定出題範囲が一部一緒なところもある
ただし、完全に別物というわけでもありません。
G検定は2024年11月実施回からシラバスが改訂され、基盤モデルや言語モデルといった生成AI関連の技術、AI倫理・AIガバナンスといった内容が新たに追加されました。
2026年時点でもこの改訂版シラバスが使われていて、深層学習・生成AI・倫理法律の3分野で出題の6割以上を占めているそうです。
つまり、G検定を受ける場合も、生成AIパスポートと重なるテーマ(生成AIの活用・倫理・ガバナンス)への理解は避けて通れなくなっているということですね。



逆を言えば、生成AIパスポートで学んだ内容が、G検定の一部分野の学習に応用が利く場合もあるってことです。
試験ルールの違い(「G検定は調べ放題」は誤解されやすい)
比較する上で、僕が一番「へえ」と思ったのがこの試験ルールの違いです。
生成AIパスポートの試験ルール
生成AIパスポートは、試験中のWeb検索や他アプリの使用、資料の持ち込みを認めておらず、純粋に知識の暗記と理解が問われる形式だと紹介されています。
ただし、この点についてGUGA公式のFAQページでは、カメラ監視や資料持ち込みに関する具体的なルールの明記が見当たりませんでした。実際に受験申し込みをした際に表示されているかチェックできたら情報を更新します。
G検定の試験ルール(「調べ放題」の実態)
ネット上では「G検定はカンニングし放題」と言われることがあります。
ぶっちゃけ僕も最初そう聞いて「え、ラクじゃん」って思ったんですよ。
でも調べてみたら、これ正確には二重に不正確なんです。
違反が疑われる場合は、結果が取り消される可能性があるとも定めています。
実態としては、オンライン受験では監督者がいないため、自分の書籍やノートを参照しながら解答する受験者が多いと言われています。
ただしこれはあくまで「黙認されている状態」なだけ。
JDLAが公式に「資料を見てよい」と認めているわけではありません。
さらに、2025年10月からは会場での受験形式も導入されていて、会場受験では物理的に資料を参照できない仕組みになっています。



多分不正等が増えてための強制手段なのかもしれませんね。
「G検定=調べ放題」というイメージだけで対策を怠ると、思わぬところでつまずく可能性があるので注意してください。
生成AIパスポートとG検定 難易度・勉強時間の違い
難易度を比較する上で、まず押さえておきたいのが「情報の公開度合い」の違いです。
JDLAはG検定の実施結果を回ごとに公式発表しています。
「2026年 第1回 G検定(ジェネラリスト検定)」開催結果を発表(8,529名が受験し、6,718名が合格)
開催回 申込者数 受験者数 合格者数 合格率 2017 1,500 1,448 823 56.84% 2018 #1 2,047 1,988 1,136 57.14% 2018 #2 2,745 2,680 1,740 64.93% 2019 #1 3,541 3,436 2,500 72.76% 2019 #2 5,387 5,143 3,672 71.40% 2019 #3 6,786 6,580 4,652 70.70% 2020 #1 6,515 6,298 4,198 66.66% 2020 #2 13,528 12,552 8,656 68.96% 2020 #3 7,651 7,250 4,318 59.56% 2021 #1 6,549 6,062 3,866 63.77% 2021 #2 8,077 7,450 4,582 61.50% 2021 #3 7,943 7,399 4,769 64.45% 2022 #1 7,287 6,760 4,198 62.10% 2022 #2 6,853 6,398 3,917 61.22% 2022 #3 8,135 7,502 4,964 66.17% 2023 #1 7,824 7,150 4,705 65.80% 2023 #2 3,389 3,052 2,075 67.99% 2023 #3 4,900 4,518 3,106 68.75% 2023 #4 3,488 3,309 2,390 72.23% 2023 #5 5,576 5,330 3,662 68.71% 2024 #1 3,464 3,291 2,398 72.87% 2024 #2 5,844 5,527 3,760 68.03% 2024 #3 3,252 3,044 2,236 73.46% 2024 #4 4,381 4,140 3,080 74.40% 2024 #5 5,189 4,917 3,689 75.03% 2024 #6 7,276 6,850 5,027 73.39% 2025 #1 4,836 4,633 3,414 73.69% 2025 #2 6,681 6,401 4,776 74.61% 2025 #3 4,541 4,284 3,501 81.72% 2025 #4 7,738 7,440 5,833 78.40% 2025 #5 8,238 7,924 6,051 76.36% 2025 #6 ※ 11,403 10,903 8,365 76.72% 2026 #1 8,911 8,529 6,718 78.77%
例えば2026年第1回のG検定では、受験者8,529名のうち合格者6,718名、合格率78.77%という具体的な数字が公表されています。
生成AIパスポートも同様に、GUGAが試験結果を回ごとに公式発表しています。2026年4月試験は受験者9,436名・合格者7,487名で、合格率は79.35%でした。
出題範囲の広さで言えば、G検定のほうが技術的な理解(ディープラーニングの理論や数式的な背景まで)を問う分だけ、学習量が増えやすい傾向はありそうです。
ネット上では、生成AIパスポートの勉強時間の目安を約30時間、G検定を30〜40時間程度と紹介している記事もあります。
これも一つの情報源による目安で、公式に保証された数字ではない点には注意してください。
すでにAIに触れている人であれば、目安より短時間で済む可能性もあります。



ただ、僕自身は学生時代から英語が苦手で、生成AIパスポートの英語由来の専門用語だけでも正直苦戦してるんですよね。
「範囲が狭いから簡単」と単純には言えないな、と勉強しながら感じています。
難易度は範囲の広さだけじゃなく、自分がどんな分野に苦手意識を持っているかでも体感が変わってくるはずです。
生成AIパスポートとG検定 学習方法・教材の違い
学習の進め方にも、それぞれ特徴があります。
生成AIパスポートは公式テキスト(2026年2月改訂版は第4版)が用意されていて、これに沿って学習を進めるのが基本です。



僕自身は公式の参考書とUdemyの問題演習、そのあとユーキャンの講座を申し込んで勉強する予定です。
僕が公式参考書とUdemyの問題演習をやめて、ユーキャンの生成AIパスポート講座を受けることを決心した理由は別途記事を公開します。
G検定は、公式テキストに加えて「G検定模擬テスト」や、有志が公開している一問一答形式の問題集など、受験者コミュニティが充実しているのが特徴です。
長く実施されている資格なので、勉強法の情報自体は生成AIパスポートよりも見つけやすいと感じています。
とはいえ、出題範囲がディープラーニングの理論にまで及ぶため、数式やアルゴリズムに苦手意識がある人は、そこだけ時間をかけて理解を深める必要があるなと感じました。
生成AIパスポートとG検定 取得後の活かし方の違い
取得後の活かし方にも違いがあります。
生成AIパスポートは、職種を問わず「生成AIを安全に使えること」を証明する資格です。
総務・営業・企画など、これまでAIとあまり縁がなかった職種の人が、業務でのAI活用をアピールする材料にしやすいと感じています。



実際、僕自身も総務部での単調業務からの転換を考えて受験を決めたので、この使い方をオススメしてますね!
一方、G検定は技術的な理解を問う資格です。
AIエンジニアやデータサイエンティストを目指す人、社内でAI導入を技術面から推進したい人にとって、より説得力のある証明になりやすいと思います。
どちらが優れているというより、証明したい能力の方向性が違う、と捉えるのがポイントです。
「Di-Lite」「DX推進パスポート」との関係
調べていて意外だったのが、G検定は「Di-Lite」という枠組みの対象資格に含まれている、という点です。
Di-Liteは、デジタルリテラシー協議会が定義する「ITソフトウェア」「数理・データサイエンス」「AI・ディープラーニング」の3領域からなる学習指針です。
それぞれの領域の学習範囲として「ITパスポート試験」「データサイエンティスト検定(DS検定)」「G検定」の3つのシラバスが推奨されています。
この3試験のうち合格した数に応じて「DX推進パスポート」というデジタルバッジも発行されます。
一方、生成AIパスポートは、2026年7月時点でこのDi-Lite・DX推進パスポートの対象資格には含まれていません。
ITパスポートとG検定を比較する記事が多いのは、この枠組みが背景にあるのだと思います。



「Di-Lite」のデジタルバッジまで狙いたいのであれば、G検定(とITパスポート・DS検定)を優先しましょう!
生成AIパスポートとG検定 どちらを先に受けるべきか
僕自身の結論としては、まずは範囲が絞られている生成AIパスポートから挑戦する。
そのうえで技術的な理解を深めたくなったらG検定に進む、という順番が無理がないと感じています。
理由は、ITパスポートで範囲の広さに苦戦して不合格になった経験があるから。
同じ失敗を繰り返さないためにも、まずはテーマが絞られている資格で基礎を固めたいんです。
もちろん、すでにディープラーニングや機械学習に触れている人であれば、G検定から挑戦しても問題はありません。
大切なのは、自分がどちらの方向(実務での安全な活用か、技術的な理解か)に進みたいかを先に考えることだと思います。
生成AIパスポートとG検定 よくある質問
- 生成AIパスポートとG検定、両方取得する意味はありますか?
-
方向性が異なるため、両方取得することで「実務での安全な活用」と「技術的な理解」の両方を証明できます。ただし、まずはどちらか一方から始めても十分価値はあります。
- G検定は本当にカンニングできますか?
-
JDLAは不正行為を規約で禁止しており、公式に資料参照を認めているわけではありません。オンライン受験では黙認されている実態があるとされていますが、断定的に「できる」とは言えません。2025年10月からは会場受験も導入されています。
- どちらのほうが就職・転職に有利ですか?
-
職種によって変わります。エンジニア職を目指すならG検定、職種を問わず生成AIリテラシーを示したいなら生成AIパスポートが、それぞれアピールしやすいと考えられます。
- G検定の合格率はどれくらいですか?
-
JDLAは回ごとの結果を公式発表しています。例えば2026年第1回は受験者8,529名・合格者6,718名で、合格率は78.77%でした。回によって数字は変動するため、最新の結果は公式サイトで確認してください。
- 生成AIパスポートの合格率は公表されていますか?
-
GUGAも回ごとの試験結果を公式発表しています。2026年4月試験は合格率79.35%(受験者9,436名・合格者7,487名)でした。ただし合格基準・採点方法自体は公式には開示されていません。
- どちらの資格から勉強を始めるべきですか?
-
すでにAI・ITの実務経験がある場合はG検定から、そうでない場合は範囲が絞られている生成AIパスポートから始めるほうが挫折しにくいでしょう。
生成AIパスポートとG検定の違い?まとめ
生成AIパスポートとG検定は、どちらもAI関連の資格です。
生成AIの実務活用に絞った内容か、AI・ディープラーニング全般の技術的理解を問う内容かという違いがあります。
試験ルールについても「G検定は調べ放題」というイメージだけで判断すると実態とズレがあるので、規約ベースで正しく理解しておくことが大切です。



僕自身は、範囲が絞られている生成AIパスポートから挑戦して、そのうえでG検定に進むかどうかを考えていく予定です。


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